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2010/08/15

中学生の美術展覧会に見るアニメカルチャーの浸透

 夏休みということで、近場の美術館に出かけてきた。県内の各中学校の美術部が作品を競う展覧会だ。

 最初はつきあいの関係で見に行くことになったのだが、何か物を作る仕事をしているのなら、その規模の大小にかかわらずこうした展覧会には足繁く通うほうがいい。実物の放つインスピレーションはハンパではない。普段はまるっきり出不精の私ですらそう思う。

 確かに県内の精鋭から選ばれただけあって、全国大会に出展される賞が与えられた作品は「うーん、これはウマイ!というか(若い才能が)うらやましい!」とうならされた。若い彼らのことだ、これからの活躍が大いに楽しみである。

 ただ、各学校の美術部で出展されている作品の様子が違っていた。大会の趣旨について多少の誤解もあったのかもしれないが、一番目に付いたのが↓のような「アニメ絵」と呼ばれるもの。全作品中2割はアニメ・漫画に関する作品だったと思う。

 そりゃ自分の作品なんだから何を描いても自由だとは思うが、たとえば私が中学生の時代に「美術展に出展する」という作品を描きなさいと言われて「ドラゴンボール」や「ガンダム」、「セーラームーン」などを描いていたら、確実に美術教師にブン殴られていたと思う…。

 時代が変わったのか、私が老いてしまったのか…。そりゃアニメも一つの文化として認められる世の中になっているが、これを受け入れられるかどうかは人それぞれに違いない。

 それとも、今以上にアニメカルチャーが花開き、近い将来「アニメ界のピカソ」とか「アニメ絵画の革命児」なんていう歴史に残る芸術家が出てくるのかも知れない。ウォーホルが言ったように「誰でも15分は有名になれる」時代なんてとうに過ぎ去っていて、新しい意識を持つ世代が育ってきているのかも知れない。そう考える夏の昼下がりなのであった。

 ※下の作品の元ネタ全部分かる人いますか?

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