2009年10月18日に全国で実施された「宅地建物取引主任者試験(宅建試験)」を受けてきました。時代の進歩とはすごいもので、試験日の夕方にはもう解答速報がネットで流れていたりします。Google急上昇ワードでも「宅建 解答速報」が上位に食い込むなど、人気のほどがうかがえます。それにしても恐るべきはネットの力。試験を受けた当日に合否がわかるなんて…。
■敗因を分析する
まずは私の結果からお伝えしましょう。宅建試験の問題用紙は自宅に持ち帰ることが出来るので、すぐに自分の得点を(概算ですが)チェックすることが出来ます。結果は…ダメでした。例年の合格ラインは7割以上とされていますが、私が正解したのは4割強。自分から晒しておいてアレですが、あまりにもザコです。
さしずめシャアズゴックに対するジム、フェラーリに対する軽自動車、ラオウに対するアミバ。つまり瞬殺です。言い換えれば、せめて半分はとれよ自分!ってところでしょうか。
ここまで点数が取れなかったことの原因はいろいろありますが、結果として試験を甘く見ていたというポイントが一番大きいと思います。
さらに「宅建は初めて受ける試験だった」、「準備期間が短かった」、「そもそも基本部分からしてほとんど理解していない」…などなど終わってからならいくらでも遠吠えできるものの、結果は惨敗なわけで、今更何を言おうが同じ事です。ただ、次回受けるであろう試験に向かって、今回の敗因を分析することだけは避けてはならないでしょう。
■スイッチのオン・オフをしっかりと
今回の試験勉強に本格的に取り組んだのは5月下旬ぐらいです。それ以前にも宅建の基礎である民法関係の本を読んだりしていたものの、それはあくまで準備運動。テキストを購入し、取り組み始めたのが試験から約5ヶ月前のことです。
試験の出題範囲をカバーするには最低300時間が必要といわれている中、単純に150日で割れば一日平均2時間は勉強する必要がありました。だが、そこでまず大きな壁が。
普通の気力で一日2時間もの勉強をこなせるはずがない!
考えたらすぐに分かりそうなものですが、「毎日2時間は眠る!」とか「毎日2時間はプレステをする!」といった目標なら誰でもすぐに達成できます。それらと
人間とはちょっと目を離すと楽をしたがるもので、すぐに気を抜いてしまいます。一人静かに机に向かっているつもりでも、携帯メールをチェックしたり、息抜きにテレビを見たり、疲れたから早めに寝てしまったり、もう「自分は怠けるプロか?プロフェッショナルなのか!?」と思うくらい、連続的・長期的に気を抜くハメになってしまいます。
逆に常に気を張りつめさせると体調が悪くなったり、記憶力が無くなったり、不眠症になったりして事態はさらに悪化しかねません。もう試験勉強自体が負の連鎖、デフレスパイラルみたいなもんです。噂では、歴戦の勇者ですらこの連鎖に取り込まれて命を失ったと聞きます。
そうした魔の海域に踏み込まないためには、自分の中でスイッチのオン・オフをしっかりすべきでしょう。勉強するときは徹底的にやる、遊ぶときは徹底的に遊ぶ!…と、これが簡単にできれば苦労は少なくて済むものの、照明のスイッチじゃあるまいし、実際はそんなにカチカチ切り替えるなんて無理かもしれません。そこはなんとか努力しましょう。
■目標・弱点を把握する
さらに今回の試験において自分でも気になったのが「どこまでやれば終わりなのか分からない」、「自分の苦手な分野は苦手なまま放置しておく」という点です。どちらも、今現在自分がどこにいるのか分からない、いわゆる迷子状態です。
曖昧な地図は持っているものの、自分が何を目指しているのか分からないし、そもそも地図の向きが合っているのかどうかでも定かではない…。ちょっと待った、その地図裏返しじゃない?
試験勉強の荒波の中、ポツンと取り残されることほど不安なことはありません。ここは真っ先にGPSを装備すべきです。最終的に自分が目指す地点(最後の目標=合格点)、今現在自分のいる位置(弱点の把握)、そして近いうちに到達できそうなポイント(カテゴリーごと・分野ごとの小さな目標)を見据えておかなければなりません。
道は果てしなく遠いでしょう。もしかしたら今描いている地図には最終地点はまだ現れていないかもしれません。ですが、かの大海賊も言っていたように、ほこりを被っていた宝の地図も確かめたのなら伝説じゃありません。要は一歩でも前に進むこと。そうすればいつの日かグランドラインに到達できるでしょう。
■試験そのものを楽しむ
私だけではないと信じてやまないのが、「試験に対する苦手意識」。そもそも「試験大好き!」なんていう変態チックな人がこの世に存在するのかどうかも不明ですが、試験日が近づくにつれ、ケツに火が付いてどうしようもない状態の人々が全世界に7000万人くらいはいると思います。これは日本の人口の半数に匹敵する数です。
これはひとえに自分の努力がまったく足りなかった、危機意識に欠けていたという原因から生じるものですが、かといって今更騒いだって1点の足しにもならないということを理解しておきましょう。試験は楽しんだ者勝ちなのです。楽しみながら合格できれば最高の風景ですが、楽しみながら不合格…というのも、見ていて気持ちの悪いものです。
そこで試験自体を楽しむことをオススメします。例えば試験会場周辺の景色を楽しむとか、穴場的な定食屋さんを発見するとか、同じ会場に来た若い女性のファッションをチェックするとか、仮想の試験問題を作って全部正解にしてしまうとか、現実から逃れる方法はいくらでもあります。解答用紙を目の前にしている時ですら、そうした楽しみを見つけるのが真のプロだといえるでしょう。
■次回の反面教師に
最後に、このトピックは別に平成21年の宅建試験の出題傾向やその対策などを論じるつもりはまったくありません。というか、最初はそうした実用的な事を書くつもりでしたが、全然やる気がなくなりました。もう全ての事象を何かのアニメにたとえるぐらいの気力しか残ってません。
ただ、自分が目標に向かって盛大に発進したのに、結果は地面に激突!なんていう今回の事例から、次に何か試験を受けるとき参考になればと書き記しておきます。
今回は敗北ですが、次は新メカを携えて果敢にヤッターマンに立ち向かうドロンボー一味のごとくチャンスはいくらでもあります(たまにドクロベー様からおしおきされますが…)。自分の反面教師はあろうことか自分なのです!だから自分の失敗は大いに参考にしましょう。
ここだけの話、来年も宅建試験にチャレンジしてみたいです。ですが、今はしばし休息の時です。買ったまま積んである本を一気に読もうと思います。