iMac G5が起動時にカーネルパニック…まてまてコレは何かの罠だの続きです。
■マックの価値は
結論から言うと、我が家のiMac G5は2009年10月29日にお亡くなりになった。享年5歳。残機ゼロ。ゲームオーバー。持ち金投入によりプレイを継続(=Appleに修理を依頼)できるけど、とりあえずこの時点でさじを投げた。
入れ替わりにMacBook White Unibodyがやって来たものの、ギリギリのところで世代交代は間に合わなかった形に…。そっちの話はまた後ほど。
まずはiMacの分解から必要なデータを引っ張り出すためのHDD取り出しを見てみたい。
ここでいきなり大きな壁が。iMac G5の中身は文字通りの「ブラックボックス」だった。軽い気持ちで手を出すべきではないというのが今回の分解でわかった。
使うネジはことごとく「トルクスドライバー」と呼ばれる星形のドライバーを使わないと回せないネジ。ユーザーの進入を拒むような謎の黒いビニール(図1)。
この黒いビニール。裏面が銀色になっており、所々接着剤で本体に貼り付けられている。これがもう邪魔だのなんのって!勢いに任せてほとんど全部剥がしてしまった。さらに、あまりに精密さを要求されるため、「オレって時計職人!?」と半ギレしてしまう始末。
軽い気持ちで分解されたくないのは分かるが、設計者は紙一重のアレな思想の持ち主か!?ちょっと自己中すぎるだろApple。今更ながら「マックの価値って…」と訝ってしまう。
■せめて、PCらしく
まずはiMac前面のポリカーボネートボディを取り外すのだが、本体内部の全周にわたってゴムやテープなどでパッキングされているような感じで、かなり力がいる。
そして(図2)。モニタの上に埋め込まれているiSightカメラの配線が邪魔して一気にボディを二つにパカッと開くことは出来ない。二カ所のトルクネジを外し、小さなコネクタを外すことでようやく本体から前面部分を取り外すことができるのだ。
さらに液晶ディスプレイを固定している四カ所のトルクネジ。ものすごく入り組んだ部分に固定されているため、手持ちのツールでは外すのにものすごく苦労した。あきらかにPCという製品の組み方の範疇を超えている。ここまでユーザーを拒否するマシンは生まれて初めてだ。
いまさら遅いんだけど、当時の開発者は他社製PCの構造を一から勉強し直してきなさい。
■世界の中心でマックを壊したケモノ
結局、必要な部品(HDD・図3赤色部分)を取り出すのに本格的な分解をすることに…。あぁ頭痛い。
他の箇所も解説しておくと、中央の紫色がCPUとそのクーラー、右側の水色がDVDドライブ、本体下の両側にある黄色は内蔵スピーカー。
スピーカーはこのiMac用に設計されたものであるらしく、小さな白いボックス状になっている。これだけ取り外して何かに流用できないものか。
あとは本体を支えるフレームとか、空冷ファンのためのスペースだ。根幹をなすマザーボードはさらにこれらの下にあり、本格的な修理になるとこのマザーボードを交換する必要があるだろう。
残念ながら当方、そんな技術力を持ち合わせているわけでもなく、かといってAppleに修理に出す余剰金もない。というわけで愛しのiMac G5はここで一旦停止していてもらおうと思う。
さようならPower PC、こんにちはCore 2Duo。
思えばOS9のクラシック環境が走るマシンが我が家には一台も残っていないのだった…。もう使うことはないだろうけど、中古マックを買ってきてクラシック環境を確保しておきたい心配性なワタクシ。
■Mac/まごころを、君に
これが内蔵ハードディスク。Maxtor製のシリアルATA、250GB。代替品が手にはいるならiMacを復旧しようと思っているが、今のところそのまま眠りについていてもらおう。
現在、SATA→USB変換ケーブルで外付けドライブとして認識させている。住所録やメール、過去の制作データなどを引っ張り出すくらいなので、とりあえずこれが生きていてくれて安心した。
今回の突然死からはいろいろ教訓を得た。何より重要だったのが
「パソコンは突然使えなくなる!」
という、超基本的な要素だ。内蔵HDDが生きていたからよかったものの、全く読み込み不可ならば結構な量のデータを失って落ち込んでいただろう。普段から使うデータは外付けHDDへ複製を作っていてもこのザマ。ここはもっと革新的なバックアップ体制を取り入れるべきだろう。
終わりになるが、今回のiMac G5突然死の原因を自分なりに分析してみた。本当の原因は突き詰められないままになっているが、多分
- マザーボードの故障
- 経年劣化
- その他ハード的なエラー
のいずれかだと思う。理由は、本体起動時に突然カーネルパニックを起こしてしまうこと。ハードのどこかに不具合があるから固まってしまうのではないか?とにかくソフト的にはエラーを起こしていないようなので、そう結論づけることにする。
いずれもAppleに修理に出すと保証期間は過ぎているし、そもそもパーツがあるかも分からないため、それなら新品を買った方が…という悲しい結果になるかもしれない。第一修理に費やす気力・体力がもうない。というわけで今回の分解作業はここまで。時間があれば原因を究明して、日曜大工的に修理してみたい。